お酒と水

銘酒のあるところは水も美味しいと言われるほど酒と水は深く関係しています。これは酒類の原料を発酵させるときに水に含まれるミネラル成分が酵母などの働きに大きく関わる為です。原料を仕込む水のミネラル成分の違いが酒の味わいに影響するといわれています。

日本酒は軟水で作ると軽くソフトな甘口の酒に硬水で作ると切れのよい辛口の酒になるといわれていますが、現在では酒造りの技術が進んで様々な水から多種多様な酒が造られています。

またビールも9割が水で出来ている為、原料の水は大切な要素です。水の硬度によって、酵母の働きに影響があるといわれ、ビールのタイプによって水が使い分けられることもあります。日本でよく飲まれているビールには軟水が適しています。

世界の有名なウイスキーの蒸留所は、良質な水のある場所に立てられています。仕込みの水によってウイスキーの味が左右されるからです。