尿は健康管理の目安

特別に水分の多い食事を取ったり、水分を多く摂取しない限り毎日の尿の量や回数はほぼ一定しています。特別に運動をしたり、多量の汗をかいたりしていないのに尿の量が極端に少なくなってきたり、反対に水分を多く取っていないのに尿の量が多くなったり夜間トイレに起きるようになった場合も要注意です。

また、尿の色やにおいなども体に異常がある場合は普段と異なるので、尿の量や回数、色、臭いなどに注意することにより健康状態の目安を知ることが出来ます。一般的に見られる病気としては、腎臓が悪くなると尿の量が減少し、また、血尿が見られることもあります。

糖尿病では、尿の回数が多くなり(喉の渇きを感じる場合も多い)、甘い臭いが感じられる場合もあります。熱があるときやビタミン剤を飲んでいるとき、汗を多くかいて水分の補給が少ないときなどは、尿の色は一時的に濃くなりますが、水分を補給することにより通常の色に戻ります。このような一時的な現象でなく、数日以上にわたって異常が続き、体の調子が思わしくないときは医師の診断を受けることが必要です。