体に必要な水の量とその役割

人の体の約60%が水分で構成されていることは、ご存知の方も多いと思います。しかし、加齢とともに55%ぐらいまで水分量は減少してしまいます。特に女性の減少量は激しく、30代を過ぎると男性の2倍のスピードで減少していくそうです。

生まれたての赤ちゃん・・・80%以上

成人・・・60~70%以上

お年寄り・・・55%

そもそも、どうして人の体にはこんなに水分があるのでしょうか?実は、体内の水分は、酵素や栄養分を細胞に届け、老廃物を排出するという大事な役割を担っているのです。しかも、水がその役割を果たすためには、体重の3倍の水が必要に。体重が50kgの人なら、150000ml必要なのです。これは、ペットボトルに換算するとなんと300本分!これだけの水を循環させなければ私たちは健康に生きていけないのだそうです。びっくりですね。

ところで、水分が体内から10%失われると生命の危機にさらされることを知っていますか?10%といわれても、ピンと来ない方も多いと思いますが、たとえば「喉が渇いたな」と思った時には、すでに1%の水分が失われているのです。又呼吸をするだけでも体内の水分は減少するようです。水分が失われるのは、排尿や汗を流した時と思っていましたが、それだけではないのですね。

 

こんな体と水の関係を認識することで、これから水を飲むときの意識も変わってくるのでは?体の機能を円滑にめぐらせる為にも、積極的に水を飲むことはとても大切なことなんですね。