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お湯割り

焼酎のお湯割り

焼酎の飲み方の定番ともいえるお湯割りは、「焼酎6:湯4」(通称:ロクヨン)を基本とするようです。この比率で25度の焼酎をお湯で割ると15度になり、一般的な清酒のアルコール度数に近づくようです。

しかし、お湯割を作る際の焼酎と湯の最適な比率は、焼酎の種類や銘柄の違いによるところが大きいようです。単に比率にこだわるよりは、焼酎それぞれに応じて、自分がおいしいと思える比率を探し出すのも楽しみ方のようです。

ちなみに、グラスには先に湯を注いでから、次に焼酎を加えるのが基本の流儀となっています。こうすると、かき混ぜなくても比重の関係でうまく湯と焼酎が馴染むと言われています。また、出来上がった時の温度は40℃前後が、最も豊かな香りと旨味を感じられる可能性が高いとも言われています。


水割りはカクテル?

水割りをくださいといったらウイスキーの水割りのことだそうです。

水割りはカクテルではないようです。

カクテルというのはレシピが確立されているのだそうです。

一方水割りは好みに応じて作るものであって、氷の量、水の量、混ぜないで、よく混ぜて、等々個人の好みで作られるものだそうです。


水割り

ゆっくりくつろぐ時にはウイスキーの水割りが最適。

コツをつかめばプロのバーテンさんと同じ水割りが作れます。

1.気に入ったグラスに氷をたっぷりと入れます。

2.ウイスキーを適量入れます。(30~45ml程度)

3.水を足さずに13回転半かきまぜる。

4.氷を足す。

5.クリクラの水をウイスキーの2~2.5倍注ぎ、3回程度軽くまぜます。

※水割りの基本的な割合は、ウイスキー1に対してクリクラの水2~2.5

これで美味しいウイスキーの水割りができます!

(うんちく)

なぜ氷を入れる前によくかき混ぜるかというと、ウイスキーと水が混ざり合う時に希釈熱が生じ温度が3度ほど上がるのです。グラスとウイスキーをしっかり冷やすことにより、ウイスキーが薄まりにくく、味のバランスが壊れにくい水割りができるようです。

3回程度軽くまぜます


料理と水の関係

水と料理の関わりは深く、水の良し悪しでその料理は決まるほどです。
そもそも郷土料理とは、その土地に行かなければ、その美味しさが味わえないものなのです。 これは、その土地の水で育ったものを食材とし、その土地の水で料理されるからです。

水に含まれるミネラル成分で産物が出来上がっていることが一つの鍵になっています。 そして、その郷土ならではの料理方法によって積み上げられた食文化が出来上がっているからです。

ところで、緑茶は、日本の軟水の地域で生まれ、紅茶は、欧州の硬水の地域で生まれました。 緑茶と紅茶の違いは、葉を発酵させているのが紅茶ですが、緑茶は軟水ではまろやかですが、 硬水では、渋みが出てきます。紅茶は、軟水では香りが薄く、硬水ではその紅茶の香りがよく出ます。 やはりこれもミネラルバランスが重要な鍵を握っています。

 
 一般的に硬水は西洋料理、軟水は日本料理に適しています。
なぜなら、肉、魚、野菜などが柔らかく煮上がるのは軟水で、硬水に多く含まれるカルシウムやマグネシウムには、タンパク質や植物を硬くする作用があるからです。

一方、アクの強い洋風野菜を煮込む時は、水のミネラルとアクが結びついてアクがとれるため、中硬水が向いています。

日本人である私たちの伝統食は、なんといっても和食です。
炊飯、味噌汁、日本茶など毎日の献立には軟水が欠かせません。


ご飯を炊く

お米は乾いた状態のときに水をよく吸収する為最初にミネラルウォーターを注いでひと混ぜした後その水を捨ててからお米をとぎミネラルウォーターでご飯を炊くのがお勧めです。一般的にお米を炊くときには軟水が適していると言われています。


お酒と水

銘酒のあるところは水も美味しいと言われるほど酒と水は深く関係しています。これは酒類の原料を発酵させるときに水に含まれるミネラル成分が酵母などの働きに大きく関わる為です。原料を仕込む水のミネラル成分の違いが酒の味わいに影響するといわれています。

日本酒は軟水で作ると軽くソフトな甘口の酒に硬水で作ると切れのよい辛口の酒になるといわれていますが、現在では酒造りの技術が進んで様々な水から多種多様な酒が造られています。

またビールも9割が水で出来ている為、原料の水は大切な要素です。水の硬度によって、酵母の働きに影響があるといわれ、ビールのタイプによって水が使い分けられることもあります。日本でよく飲まれているビールには軟水が適しています。

世界の有名なウイスキーの蒸留所は、良質な水のある場所に立てられています。仕込みの水によってウイスキーの味が左右されるからです。


コーヒーと水

コーヒー豆の種類やロースト方法ひき方によっても変わりますが、一般的には軟水が豆本来の香りや味を引き出し、コーヒーそのものの味わいを引き出すといわれています。一方、硬水で入れた場合には、カルシウムが苦味の溶出を抑えてまろやかな味になります。又、マグネシウムが多い水を使うと苦味が引き立ちます。


緑茶と水

緑茶の味は、特に水に影響されやすいといわれています。緑茶の主な成分は、旨味、甘み成分のテアニン、渋み成分のカテキン(タンニン)苦味成分のカフェインですが、これらは特に水の温度や硬度に左右されやすい成分です。緑茶のデリケートな香りを楽しむためには、硬度の低い軟水が適しています。


飲み物や料理における水の選び方

私たちは水をそのまま飲むだけではなく、さまざまな飲料として、又は料理をするのにも利用しています。


日本の水の特徴

日本の国は、狭い島国ですから、雨が降っても直ぐに海へ流れ出てしまいます。そのため、ミネラル類が水に溶ける(水に遊離する)ための条件が欠けているようです。ですから、日本の水には、ミネラル類(カルシウムなど)の含有率が低いわけです。

その点、アメリカ大陸は、雨が降っても何日も何日もかかって海へ出ます。ですから、ミネラル類の含有率が高い。なぜかというと、水の熱運動と微生物の活動によって土壌に含まれているミネラル類を溶かし出すことが出来るからです。だから、アメリカの水は「硬い」という表現をします。その点日本の水は、「軟らかい」といいます。表現を変えていうと、アメリカの水は「アルカリ性」が高いといえます。また、日本では、東京の水を例にすれば、ペーハーが7に達していないので、「酸性」といいます。一般的に日本の水は、「アルカリ性」が低いといえるようです。


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